閃輝暗点

 「せんきあんてん」と読みます。
 この前突然、視野の中に光の点のようなものが現れ、片目をつぶっても、両目をつぶっても、その光は消えません。その点は、とがった歯車のようなギザギザ模様を作りながら、輪のような形になって少しずつ大きく広がっていきます。そのギザギザの部分の周辺の視野はありません。だんだん丸く大きくなって行くため、とても気持ちが悪く、何か重大な病気ではないかと不安になりました。
 早速、グーグルで「目にギザギザ」「光」と入力すると、「閃輝暗点」という目の病気(症状)であることと、次のような解説がありました。この閃輝暗点が起こる原因は、脳が物を見る中枢と言われる部分の血管が、何らかの理由で収縮し、一時的に血の流れが変化するために起きる、特に治療を要するものではないとのことですが、気になりますね。20分位して、その症状は消えてホッとしました。
 なんでも、芥川龍之介の小説「歯車」にも出てくる症状だそうですが、私はその小説を読んだことはありません。長く生きているといろいろなことが起こります。