60代からの行政書士受験(2)

受験に対する心構え

 還暦を過ぎれば残りの人生は先が見えてきます。残りの人生で何をするかは、それぞれの人生観です。私は遊びもスポーツも学問も得手ではありません。生まれながらの貧乏性なのでしょう。死ぬまで働いていたい。そう思って行政書士の資格試験を受けました。といっても何年も受験に時間をかける気は最初からありませんでした。家族全員がこれからも今と同じように暮らせるかはわかりません。今を大事に生きる。そう思っておりましたので、受験は一回限り。そのために貴重な1年を充てる。落ちれば即、方針転換。すでにファイナンシャルプランナーの資格はありましたので、これで何とかしよう、そう思っておりました。
 一回こっきりの真剣勝負です。家庭生活での家事分担部分を除くすべての時間は受験に充てました。この年はワールドカップ2019が開催され、日本がスコットランドに勝利するという歴史的快挙をなしとげた、あの年であります。スポーツは不得手ではありますが、見ることは嫌いではありません。しかし、わき目もふらず問題集に取り組みました。費やした時間は1200時間程度だったと思います。1日平均4時間ですが、この歳で結構つらい。集中力がとぎれて続かないのです。細切れですが大事に大事に時間を使っていくという感じ。そのためには、それなりの戦略が必要です。独学などまず無理。ここは予備校(在宅Web)を使うしかないと決めていましたし、これは正解でした。ここは少々のお金がかかっても山岳ガイドに身を任せるほうが良いと思います。ただこの山岳ガイドに注意する必要があります。これはあくまでも私の感想ですが、対象者は1回はその山に挑戦した経験がある人、つまり多少の基礎知識がある人をメインとしているようで、小生のような初めての受験者は対象としていないように思いました。その証拠に、ガイド(講師)は我々受講者に結構高いスキル(ハードル)を要求してきます。そのうえ「短期集中講座」「〇〇特別講座」など、つぎつぎとこちらの不安心理をついた有料講座を用意し、誘ってきます。「これをこなせる時間とお金があれば、それは合格できるでしょう!」と内心何度かそう思うことがありました。ここは惑わされてはいけません、1年で合格するには。